「大人の教養・知識・気付き」を伸ばすブログ

一流の大人(ビジネスマン、政治家、リーダー…)として知っておきたい、教養・社会動向を意外なところから取り上げ学ぶことで“気付く力”を伸ばすブログです。データ分析・語学に力点を置いています。 →現在、コンサルタントの雛になるべく、少しずつ勉強中です(※2024年1月21日改訂)。

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【完結】深くわかる金融(目次)

はじめに ~「深くわかる金融」シリーズとは?~

 「深くわかる金融」は、筆者が銀行員時代に個人的な勉強のために作っていた資料を皆さんの肥やしになるように更改しつつ公開しているものです。
 他方で、手数料が高い、FinTechで淘汰される、などといった議論で俎上には載せられるものの、では「なぜ、どのような経緯で、その金融サービスが現れたのか、内情はどうなっているのか」といったことが軽視されていることに疑念を感じたということも、公開を決めた理由です。
 浅学な中で個人的に勉強した資料がベースであるため、専門家にはいろいろ指摘したいことがあるかもしれませんが、その場合はぜひコメント頂けますならば幸甚でございます。

1. 金融とは何ですか?

  • 金融とはお金を融通することを指す。
  • 金融の機能は資金を流すと共にリスクを流すことにある。
  • 金融機関の意義はお金が余っている人からお金が足りない人へお金を仲介することである。

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2. 預金とは何ですか?

  • 預金は銀行が独占的に行えるビジネスである。
  • 預金は要物契約なので、口座開設時にお金を渡さないといけない。
  • 1,000万円よりも多い預金を持っていて、利息よりも預金の保護が大事ならば、普通預金(無利息型)として持ちましょう。

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3. 手形・小切手とは何ですか?

  • 為替取引とは、隔地者間での金銭授受を現金の移送を伴わずに行うこと。
  • 約束手形は為替取引の典型例で、振出人が受取人または所持人に対して一定金額の支払を一定の期日(支払期日)に行うことを約する旨を記載した「確定日払」の有価証券である。つまりそれ自体現金のように取引に用いることが出来る。
  • 手形・小切手は法的に利用方法が厳格に定められており、流動性が高くなるように設計されている。未だに126兆円規模で取引されている。

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4. 外国為替とは何ですか?

  • 外国為替は、(民間)銀行の個々のネットワークに基づき、たいてい外国通貨の売買が伴うこと、国家間をまたぐことが多いため、内国為替とは勝手が違う。
  • 貿易に関わる外国為替では、輸入者・輸出者の内、どちらがどれだけ(どの)リスクを取るのか?に尽きる。

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5. 与信取引(借入)とは何ですか?

  • 与信取引には、借入以外にも様々なものがあり、借入自体も相対取引であるため、さまざまな決定事項がある。
  • 近年ではストラクチャードファイナンスなど、発展的な資金調達手法を用いた多様な資金調達方法がある。

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6. 国債とは何ですか?

  • 発行者が資金調達のために発行する、一定期間予め定められた条件で利息を支払い一定期間後に予め定められた条件の元本返済を約束した債務証書であるような有価証券を債券という。債券発行は発行者にとって負債である。
  • 税金を担保として国家が資金調達手段として発行する債券を国債という。
  • 債券は満期までの期間の長さを考慮する必要があるため、価格に代わり利回りで投資対象としての良し悪しを判断することが多い。
  • 日本国債10年物の利回りは、長期金利指標として参照されるため、非常に重要である。

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7. 株式とは何ですか?

  • 株主が有する会社に対する資格を株式という。株主の地位は、株式を通じて細分化された割合的単位で表示できる。株式は原則として自由に譲渡が可能である。

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8. 信託とは何ですか?

  • 信託とは、寄託者が自分の所有する財産を信託財産として受託者に所有権を移し、寄託者が定めた信託目的に則って受託者へその管理・処分を依頼する法的な仕組みを指す。
  • 信託では、受託者が確実に信託目的を達成するような法的な制約・工夫が定められている。
  • 信託を用いて各種金融サービスが存在し、特に投資信託や流動化などは信託制度があるためにサービスが存在する。

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9. デリバティブとは何ですか?

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10. 先物取引とは何ですか?

  • 先物取引とは、「売買の当事者が取引所の規則に従って、将来のある時点に、買い手と売り手との間で、商品と代金の取引を行う取引である。但し、買い手(売り手)は当初のやり取りを行う前に(同量の)商品売却取引(商品購入取引)をした場合、買い手(売り手)は、当初の取引額と新規に契約した取引額との差額を得る(支払う)ことで、両取引を相殺できる。」というものである。
  • 先物取引は先渡取引の課題点を、①清算システム、②証拠金制度、③取引所取引への集中化、を導入することで克服したシステムである。
  • 先物取引には、①価格発見機能、②ヘッジ機能、③現物以外の投資運用対象の提供、といった機能がある。

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11. オプション取引とは何ですか?

  • オプション取引とは、特定資産を定められた価格で、一定の期間内(一定後のある時点)で売買する権利の取引である。
  • トレード時は通常、「①原資産、②満期日の月(限月)、③行使価格、④コール・プット」を指定する。購入することをロング、売却することをショートという。オプションの売却者は原資産価格の値動きに呼応して無限に損失を被り得るので、オプションのショートポジションを持つ者は、先物と同様に証拠金の預託が求められる。
  • 複数のオプションからなるポートフォリオを構築することで、柔軟なペイオフ構造を持つ投資戦略を実現することが出来る。

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12. コーポレート・ファイナンスとは何ですか?

  • コーポレート・ファイナンス財務に関する意思決定を考える学問分野である。
  • 企業価値評価に先立ち、現在価値、割引を理解する必要がある。
  • 企業価値評価では、まずファンダメンタルに着目する。

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13. スワップ取引とは何ですか?

  • 「約定時点で現在価値の等しいキャッシュフローの交換」をスワップ取引という。
  • スワップ取引は取引者双方が支払うないし受け取る資金のうち割安な方の調達コストによる含み益を関係者で分配することで関係者に利益をもたらし得る取引である。

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14. クレジット・デリバティブとは何ですか?

  • 信用力(信用リスク)とは主体が債務を履行する蓋然性を表すものである。
  • クレジット・デリバティブとは、信用力を原資産としたデリバティブである。
  • 伝統的なクレジット商品は流動性に乏しいものが多いこともあり、クレジット・デリバティブはクレジット投資に有用な商品である。

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15. 不動産証券化J-REITとは何ですか?

  • 自身の保有するある不動産を特別に設立した法人に売却(譲渡)し、その取得した不動産のみを裏付財産として当該法人が資金調達を行った(有価証券を発行した)上でそれを運用するスキームを不動産証券化という。

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16. コモディティ市場とは何ですか?

  • 石油や穀物など製品の原材料になるものを総称してコモディティ(商品)という。ただし温室効果ガス排出権、電力、天候といったものもコモディティとして扱う。
  • コモディティ(商品)は金融資産と異なり、発行体リスクが無く、コモディティ(商品)自体の価値そのものが評価される。他方でそれ自身が原材料であり実需と結びついている上、物理的な生産量の限界が影響し絶対的な供給量が(デリバティブを含めた)金融資産に比して少ないため、多額の資金が流れることによるボラティリティが大きい。更に個々の商品が固有の特性を持ち(ex. 生育環境、生産地、気象状況による影響)、これがボラティリティの大きさに拍車をかける。

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