「大人の教養・知識・気付き」を伸ばすブログ

一流の大人(ビジネスマン、政治家、リーダー…)として知っておきたい、教養・社会動向を意外なところから取り上げ学ぶことで“気付く力”を伸ばすブログです。データ分析・語学に力点を置いています。 →現在、コンサルタントの雛になるべく、少しずつ勉強中です(※2024年1月21日改訂)。

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大人のための英文法(12/31)

はじめに

 グローバル人材になるならば英語くらいはできなければ、とよく言われる。だったら、一流の、本当の英語を学びたいと個人的に思っている。ということで、本当の「大人のための英語」として英文法を学んでいく。ここではそのメモを書いていきたい。
 参考図書として

を読んでいく。今日は第16章を扱う。

16. 動名詞

 動名詞は非定形動詞の1つで-ingの語尾を有し、名詞的に用いられる。

   (1) taking
   (2) having taken
   (3) being taken
   (4) having been taking

16.1 動名詞の種類

16.1.1 名詞的動名詞

 名詞句と同じ構造を取る。
    E.g. John’s reckless driving of the car.

  • 限定詞を取る

    E.g. I have a liking for music.

  • 副詞に由来する形容詞を取る

    E.g. His careless driving irritates me.

  • 直接に目的語を取ることが出来ずofの介在を必要とする

    E.g. I don’t approve of his driving of the car.

  • 複数形を作る

    E.g. Sightings of UFO’s make Mary nervous.

  • 完了相と共起しない

    E.g. × His having driven of the car is shocking.

16.1.2 動詞的動名詞

 文と同じ構造を持つ。
    E.g. John’s driving the car recklessly.

  • 完了形・受動形がある

    E.g. He denied having seen it.

  • ofを介在させずに目的語を取る

    E.g. John likes driving a car.

  • -ly副詞に修飾される

    E.g. John’s drawing the picture rapidly surprised me.

  • 限定詞を取らない

    E.g. His/×The swimming in the pond was a mistake.

  • 複数形を持たない

    E.g. ×his three provings the theorem

  • 動作動詞だけでなく状態動詞も動詞的動名詞になれる

    E.g. Bill eavesdrops by seeming to be asleep.

  • 略式体で対格主語を取る

    E.g. She was angry at Lina’s/Lina trying to lie to her.

16.1.3 混合動名詞

 John’s driving of the car recklessly.

  • 限定詞と-ly副詞を同時に取る

    E.g. This finishing of the work so promptly pleased us very much.

  • 限定詞と直接目的語を同時に取る

    E.g. This having to defend himself seems to be bugging Melvin.

  • 限定詞と前置詞句を同時に取る

    E.g. her analysing was a real tearing to pieces.

  • 限定詞と主語補語を同時に取る

    E.g. A great joke, this growing old – but a sad joke, too, in a way.

16.2 動名詞の用法

   (a) 主語 Telling lies is wrong.
   (b) 補語 My hobby is collecting old stamps.
   (c) 他動詞の目的語 Boys like playing baseball.

 ・do (the) -ing:米英ともに生産的に用いられる  E.g. Shut up! I’m doing the talking now!
   (d) 前置詞の目的語 前置詞の後で名詞化されて動名詞になる

 E.g. Mary is fond of going to concerts.
   (e) その他の用法:複合名詞・同格語  E.g. smoking room

   I got a job driving a truck and the money was good.

16.3 3種類の動名詞

  (a) 名詞的動名詞 ①限定詞を取る

②副詞に由来する形容詞を取る

③目的語を直接取れずofの介在を必要とする

④複数形を作る

⑤完了相と共起しない

⑥動作動詞しかなれない
  (b) 動詞的動名詞 ①完了形・受動系がある

②ofを介在させずに目的語を取る

③-ly副詞に修飾される

④限定詞を取らない

⑤複数形を持たない

⑥動作動詞のみならず状態動詞も動詞的動名詞になれる

⑦略式体で対格主語を取る
  (c) 混合動名詞 ①限定詞と-ly副詞を同時に取る

②限定詞と直接目的語を同時に取る

③限定詞と前置詞句を同時に取る

④限定詞と主語補語を同時に取る
  • 主節の主語と動名詞の主語が異なる場合、動名詞の主語(格式体:名詞・代名詞の属格)を必ず表記しなければならない

   E.g. Do your parents mind your leaving home?

   (a) 単純動名詞(E.g. taking) 述語動詞と「同じ時点」または「それ以後の未来時点」
   (b) 完了代名詞(E.g. having taken) 述語動詞よりも「以前の時点」

  ※forget, remember, regretは過去の事件を指すことが意味上明らかであるため、単純動名詞を用いることが多い。

  • 動名詞の態:deserve, need, require, wantなどと用いるときは、能動態でありながら受動的な意味を表す

 (a)動名詞のみを従える動詞:動名詞は事実指向的という特徴を共有する

   admit(認める) appreciate(感謝する) avoid(避ける)
   consider(考える) contemplate(意図する) delay(遅らせる)
   deny(否定する) detest(酷く嫌う) dislike(嫌う)
   endure(我慢する) enjoy(楽しむ) escape(免れる)
   excuse(言い訳をする) face(直視する) fancy(想像する)
   feel like(…したいと思う) finish(終える) forgive(許す)
   give up(諦める) can't help(…せずにはいられない) imagine(想像する)
   leave off(止める) mention(述べる) mind(気にする)
   miss(…しそこなう) postpone(延期する) practice(練習する)
   put off(延ばす) recommend(薦める) resent(憤慨する)
   resist(抵抗する) risk(思い切ってする can't stand (我慢できない)
   suggest(提案する)

 (b)to不定詞のみを取る動詞:未来指向的という特徴を共有する

   afford(…する余裕がある) agree(同意する) ask/beg(頼む)
   choose/decide(決める) consent(同意する) expect(…するつもりである)
   go on(続けて…する) help(役立つ) hesitate(躊躇う)
   hope(希望する) mean(…するつもりだ) offer(申し出る)
   prefer(むしろ…したい) promise(約束する) propose(提案する)
   refuse(…することを断る) swear(誓う) trouble(骨を折る)
   want/wish(…したいと思う)

 ※to不定詞を取るが「事実指向的」なもの

   bother(わざわざ…する) condescend(へりくだって…する) happen(たまたま…する)
   get/learn(…するようになる) manage(なんとかやり遂げる) neglect(怠る)
   pretend(ふりをする) remember(忘れずに…する) dare(あえて…する)
   see fit(…することに決める) have the misfortune(不幸にも…する) have the kindness(親切にも…する)
   venture(思い切って…する) forget(忘れる) decline(断る)
   fail(…しない) cease/stop(やめる)
  • 動名詞とto不定詞の両方を取り得るもの:たいていそれぞれで意味が異なる
  (イ) remember remember doing …したことを覚えている
         remember to do 忘れずに…する
  (ロ) forget forget doing [否定文で]…したことを忘れない
      forget to do …するのを忘れる
  (ハ) stop stop doing …するのを止める
      stop to do …するのに立ち止まる
  (ニ) go on go on doing …し続ける
      go on to do 続けて…する
  (ホ) try try doing :…やってみる
      try to do …しようとする(が、できない)
  (ヘ) regret regret doing …したことを後悔している
      regret to do 残念ながら…する
  (ト) mean mean doing (結果として)…することになる
      mean to do …するつもりである
  (チ) afraid afraid of doing ①…するのではないかと心配する

②怖くて…できない、あえて…する勇気が無い
      afraid to do 怖くて…できない、あえて…する勇気が無い(②と同じ)
  (リ) sure/certain sure/certain of doing [主語が]…することを確信している
      sure/certain to do [話し手が]必ず…すると信じている
  • 好悪動詞(love, like, prefer, hate, loathe):-ing, to doで意味合いが変わり得る
  • attempt, intend, propose:動名詞とto不定詞のどちらも可能だが不定詞の方が普通
  • begin, start:どちらも使えるものの、「可能性」と「実行」の対立が明瞭(to do, -ing)。複数の行為については動名詞が適当である。
  • continue:to do, -ingで明確な意味の相違がある
   E.g. He continued to speak. [一度中断した後で]彼はまた話し始めた。
     He continued speaking. [中断せずに]彼は話し続けた。
   ・cannot help -ing …せずにはいられない
   ・cannot help NP -ing NPが…なのはどうしようもない
   ・It is no use/good (NP’s/NP) -ing …しても無駄だ
   ・feel like -ing …したい気がする
   ・worth -ing …する価値がある
   ・not/never … without -ing …する価値がある
   ・It goes without saying that … …は言うまでもない
   ・on -ing …するとすぐ
   ・make a point of …ing 必ず…することにしている
   ・look forward to -ing …を楽しみにして待つ
   ・as well as -ing …するだけでなく
   ・besides -ing …するほかに
   ・There is no -ing …することはできない
   ・There is no use (NP’s) -ing …しても意味が無い
   ・There is no point -ing …しても仕方がない
   ・of one’s (own) -ing 自分が…した
   ・for the -ing …しさえすれば
   ・go -ing (非難・軽蔑の意味を込めて)

…するような真似をする
   ・be used to -ing …し慣れている
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