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フランス語文法(11/17)

16. 命令文 感嘆文

 フランス語では命令文を表現するのに動詞の命令形を用いる。

16.1 命令形の活用

 命令する相手の人称に応じて2人称単数、2人称複数、1人称複数の活用形を用いる:

  • 【tuを用いる相手に】 Attends ici. ここで待ちなさい。
  • 【vousを用いる相手に】 Attendez ici. ここで待って下さい。
  • 【自分を含めて】 Attendons ici. ここで待ちましょう。

※第1群規則動詞、allerおよび tuの活用形が-esで終わる動詞では、2人称単数の命令形で語尾の-sを削除する。ただしen, yが続く場合は-sを付ける。
※不規則活用

 
tu
nous
vous
être sois soyons soyez
avoir aie ayons ayez
savoir sache sachez sachons
vouloir veuille veuillons veuillez

16.2 依頼文

 命令文を丁寧にするには、s’il te/vous plaîtを言い添える。
 他に相手にモノを頼む依頼文では、以下のような表現をする:

  • pouvoir/vouloirの2人称の活用形を用いる

   C.f. Peux-tu me rendre un petit service ?
   C.f. Pouvez-vous m’indiquer le chemin pour aller à la gare ?

  • 否定疑問形または条件法現在形は(a)よりも丁寧

   C.f. Ne voulez-vous pas me prêter votre voiture ?
   C.f. Pourriez-vous ouvrir la porte pour moi ?

  • その他の定型表現

   C.f. Ayes la bonté d’attendre un petit moment.
   C.f. Veuillez agréer, Monsieur, l’expression de mes sentiments distingués.
   C.f. Je vous serais reconnaissant de bien vouloir reporter la date limite de mon article à la semaine prochaine.

16.3 感嘆文

 comme, queを用いる。
   E.g. Comme il fait beau !
   E.g. Que le temps passe vite !

17. さまざまな構文

 フランス語文の基本構造は3つの観点から説明できる。まず文法的構造は「主語+述語」というものである。一方、意味や情報の伝達という観点では、「主題について解説を述べる」(主題構造)という構造を有し、情報を伝えるには、「旧情報+新情報」という構造を取る。

E.g.

   Le président a fait une conférence de presse ce matin.
  
主題
解説
  
旧情報
新情報
   Aujourd’hui, je vais vous parler de la guerre de Cent Ans.

17.2 受動文

 直接目的補語の主題化という機能がある。動作動詞を用いる場合、動作主補語にparを用いる。ただし動作主補語が付かないこともある。
 受動文の補語になれるのは直接目的補語のみで間接目的補語は不可

  Évelyne a donné un beau livre d’art à Bernard.
  Un beau livre d’art a été donné à Bernard.
  × Bernard a été donné un beau livre d’art.

  ※異なる動詞を用いるか、se voir+不定形を用いて元の間接目的補語を主語とする文章を作る。
     E.g. Bernard s’est vu donner un beau livre d’art.
  ※obéir, désobéir, pardonnerの3語だけは間接目的補語を主語とする受動文を作成可能。

 「se faire+不定形」で受動の意味を表すことができる。頼んで何かをしてもらう意味にもなる
   E.g. vous vous êtes fait dire des choses désagréables.
 「se laisser+他動詞の不定形」は、抵抗せずにされるがままになるという意味の受動表現の一種として用いられる

17.3 転化的非人称

 本来ならば主語に置く名詞句を動詞の後ろに移動し、代わりに非人称のilを置く文章を指す。フランス語は特に存在を表す動詞のように他動性が低い場合、不定名詞句を主語にすることを避けがちである。
   E.g. Un événement inattendu lui est arrivé. → Il lui est arrivé un événement.

動詞は存在・出現・到着・生起・消滅を表す自動詞および代名動詞に限られる。

17.4 提示構文

 「そこに~がある」など、聞き手に対して事物や出来事を提示する構文を指す。voici, voilà, 非人称のy avoirなどを用いる。

17.5 使役構文・放任構文

 使役は「faire+不定形」、放任は「laisser+不定形」で表される。

 不定形の意味上の主語を代名詞にする場合、自動詞では直接目的格の補語人称代名詞に、他動詞では間接目的格の補語人称代名詞にする。代名詞はfaire/laisserの前に置く。複合時制でfaire/laisserの過去分詞は前に出た代名詞と性数一致しない。
   E.g. Je fais rire Jean. → Je le fais rire.

 間接他動詞では直接目的格の補語人称代名詞にすることが多い一方で、間接目的格を用いることもある。他動詞の不定形の直接目的補語も代名詞にする場合、faire/laisserの前に置く。
 肯定命令では不定形の意味上の主語を代名詞にしたものは、「-」を挟みfaire/laisserの後に置く。
 不定形が他動詞のとき、不定形の意味上の主語を表す主語に前置詞parを付ける場合がある。
 放任動詞laisserでは<主語―laisser―不定形の意味上の主語―不定形>。不定形が他動詞のとき、<主語―laisser―不定形―目的語―à+不定形の意味上の主語>となる。
 se faireを用いた構文:受動的な意味になる。

17.5.1 不定詞が自動詞のとき

 主語―faire/laisser―不定形―不定形の意味上の主語

   E.g. Je fais venir Paul tout de suite. 私はすぐにポートを来させる。
   E.g. Il a fait pleurer sa sœur. 彼は妹を泣かせた。
   E.g. On a laissé s'enfuir le voleur. 私たちは泥棒が逃げるに任せた。
17.5.2 不定詞が他動詞のとき

 主語―faire/laisser―不定形―目的語―à+不定形の意味上の主語

   E.g. Elle a fait arroser les plantes à Jean. 彼女はジャンに植物へ水をやらせた。
   E.g. Nous ne laisserons pas faire indénifiment des jeux vidéo aux enfants. 私たちは子供たちが際限なくテレビゲームをするのを許さない。
17.5.3 不定詞が間接他動詞のとき

 主語―faire/laisser―不定形―不定形の意味上の主語―関節目的語
   ※これは傾向性であり、必須でない
   ※「主語―faire/laisser―不定形―関節目的語―à+不定形の意味上の主語」の語順を取る場合もある。

17.6 感覚詞構文

 regarder等の五感を表す動詞を用いる構文を感覚詞構文という。

  • 不定形が自動詞のとき

   C.f. J’entends sonner la cloche.

  • 不定形が他動詞・間接他動詞のとき

   C.f. Il a longtemps regardé les charpentiers construire une cabane.

17.7 強調構文

 文のある要素を強調する構文c’est/ce sont qui…, c’est/ce sont que…

17.8 転位構文

 会話において新たな主題を設定すべく文の名詞要素を文頭や文末に移動し、それを文中において代名詞で受ける構文を転位構文という。
   E.g. Mon père, il a une Ferrari.
 文における主題を明確化すべく、転位を行う。会話では、新たに主題を設定するときに行う。主語、直接目的補語、間接目的補語および場所の状況補語が転位できる。

  • 文末へ転位された名詞句は、文中の代名詞が何を指すかはっきりさせ念を押す響きがある:

   E.g. Ils sont tous nuls, ces élèves.

  • 文頭や文末に置かれる人称代名詞は対比を示したり関わりが深かったりする

   E.g. Moi, je travaille et toi, tu t'amuses.

  • 総称を除き、不定冠詞・部分冠詞の付いた不定名詞句は転位できない。
  • A est B形式の文では書き言葉でもc’estによる転位が用いられる:
   属詞が人称代名詞のとき E.g. Les responsable, c’est lui.
   転位された名詞句が単数形で属詞が複数形のとき E.g. Le vrai problème, ce sont les réfugiés qui affluent.
   不定形が転位され属詞も不定形のとき E.g. Voir, c’est croire.
   属詞が不定形や節のとき E.g. L’essentiel, c’est de ne pas trahir la patrie.
   が遊離され属詞が名詞句や不定形のとき E.g. Ce qui m’inquiète, c’est l’avenir de mon fils.

17.9 倒置

 書き言葉において以下の場合にS-VでなくV-Sの順番に倒置する。

   (a) peut-être「たぶん」, sans doute「おそらく」, aussi「したがって」, à peine「かろうじて」, encore「とはいえ」などの副詞を文頭に置いたとき E.g. Peut-être ce chanteur a-t-il réussi à gagner le cœur du public.
   (b) 間接話法で主節の「~とXが言った」の部分が

引用する文の途中や最後に置かれたとき
E.g. « La culture, a dit Édouard Herriot, est ce qui reste dans votre esprit quand vous avez tout oublié.
   (c) 譲歩表現において E.g. Les Français veulent jouir de la vie, fût-ce de manière la plus modeste.
   (d) ce que節で動詞がêtreのとき E.g. Le riz est pour les Japonais ce qu’est le pain pour les Français.
   (e) 定型表現 E.g. Ainsi soit-il.
   (f) (義務的ではないが)従属節で文が動詞、特にêtreの活用形で終わることを避ける、または長い要素を後に置きたいため E.g. Vous ne savez pas dans quel état était cet immeuble.
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