英語の書き方を学ぶべく、
を順々に読んでいく。
今回は「The Element of Style」を読んでいく。
4. よく間違えられる語・表現
- ここで取り上げている語や表現は、悪い英語ではなく、不注意な書き方のありふれたものである。
- insightful この語はの疑念を抱かせるような誇張と言える。どうせ使うつもりであるならば、非常に洞察力のあるビジョンの例として用いるべきである。普通、有り触れたものを単に膨らませるべく不意に現れる。
E.g. | △ | That was an insightful remark you made. | ||
→ | 〇 | That was a perceptive remark you made. |
- in terms of 不必要な挿入句であり、普通取り除くのが最良である。
E.g. | △ | The job was unattractive in terms of salary. | ||
→ | 〇 | The salary made the job unattractive. |
- interesting いい加減な言葉である。導入の手段としてそれを用いるのは避けること。語ろうとしていることを知らせる代わりに、実際に語った方が良い。 同様に導入として用いるのを避けるべきなのがである。そうラベル付けしたところで何もにはならない。
E.g. | △ | An interesting story is told of ... | ||
→ | 〇 | (Tell the story without preamble). | ||
E.g. | △ | In connection with the forthcoming visit of Mr. B to America, it is interesting to recall that he ... | ||
→ | 〇 | Mr B., who will soon visit America ... |
- irregardless とすべきである。この誤りは否定辞-を見て取れることと、そしてといった語に触発されて接頭辞として付けたいという欲に起因し、
- -ize この魅力的な接尾辞を付与することで新しい語を作ってはならない。多くの良く有用な動詞は実際に-で終わる。たとえばである。しかし醜悪さのリストが増えつつある。といったものである。-に疑いを抱くべきである。耳と目が案内するのに従えばよい。動詞をつくるべく決して-を名詞に付けてはならない。普通、便利な動詞が既に存在することがすぐに分かる。なぜシンプルで気取らない語であるが存在するのにを用いるのか。
- kind of 砕けた文体を除き、やの代替として用いないこと。同様の議論はでも成り立つ。
- lay 他動詞で、スラング(俗語)を除き自動詞であるとして誤用しないこと。
E.g. | The hen an egg. | |
雌鶏は卵を産む。 | ||
The llama down. | ||
リャマが横たわる。 |
- leave と誤用しないこと。
E.g. | × | Leave it stand the way it is. | ||
→ | 〇 | Let it stand the way it is. | ||
E.g. | × | Leave go of that rope! | ||
→ | 〇 | Let go of that rope! |
- less と誤用すべきではない。は量について述べるものであり、は数について述べる。
E.g. | × | They had less workers than in the previous campaign. | ||
→ | 〇 | They had fewer workers than in the previous campaign. | ||
E.g. | His troubles are than mine. | |||
= | His troubles are not so great as mine. | |||
E.g. | His troubles are than mine. | |||
= | His troubles are not so numerous as mine. |
- like 接続詞として用いないこと。は名詞ないし代名詞と接続する。挿入句や節の前で同等に用いる語はである。
E.g. | × | We spent the evening like in the old days. | ||
→ | 〇 | We spent the evening as in the old days. | ||
E.g. | × | Chloë smells good, like a baby should. | ||
→ | 〇 | Chloë smells good, as a baby should. |
- line/along these lines (手続き、行為および思考の流れ)の意味でのは許容される。しかし拡張して用いられており、特に では、鮮明さや独自性を狙った書き手は完全に使わないこと。
E.g. | × | Mr. B. also sple along the same lines. | ||
→ | 〇 | Mr. B. also spoke to the same effect | ||
E.g. | × | She is studying along the line of French literature. | ||
→ | 〇 | She is studying French literature. |
- literal. literally 誇張や暴力的な比喩として時折誤用される。
E.g. | × | a literal flood of abuse. | ||
→ | 〇 | a flood of abuse. | ||
E.g. | × | literally dead with fatigue. | ||
→ | 〇 | almost dead with fatigue. |
- loan 名詞で、動詞としてはの方が望ましい。
E.g. | Lend me your ears. | ||
the loan of your ears |