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大人のための英文法(02/X)

はじめに

 グローバル人材になるならば英語くらいはできなければ、とよく言われる。だったら、一流の、本当の英語を学びたいと個人的に思っている。ということで、本当の「大人のための英語」として英文法を学んでいく。ここではそのメモを書いていきたい。
 参考図書として

を読んでいく。これを選んだのは、説明が詳細で具体例にも富んでいると感じるからだ。そして何より、著者の「はしがき」に痺れるような衝撃を受けたからだ。

本書は,半世紀余にわたる著者の英文法研究を集大成し,長い年月をかけ,渾身の力をふりしぼって書き上げたライフワークである。

1,000頁を超える大著であり、既に購入から数年間読んでいるものの読み切れていない。しかし何とか読み切っていきたい。

2. 文型

 中学・高校の英文法では文型として「5文型」を扱う。すなわち

  • S+V
  • S+V+C
  • S+V+O
  • S+V+O+O
  • S+V+O+C

無論、文型はこの5文型がすべてではない。たとえばHornby(1975)は25の動詞型を認め、それらの下位区分を加え53種を提案している。

2.1. 8文型の提案

 5文型は5つとシンプルなので初学者に学ばせるには適当である。他方で、詳細に分類すれば、中・上級者が英文を詳細に書くときに高い実用性を発揮する。そこで、本書は8文型を提案する。その要素として、S,V,O,C,A(義務的な副詞語句)の4つを用いる。

(1) SV型: The sun rose.
(2) SVC型: John is a teacher.
(3) SVO型: I like apples.
(4) SVOO型: Bill gave Sally a book.
(5) SVOC型: They named the baby Kate.
(6) SVA型: Mary is here.
(7) SVCA型: John is very fond of cats.
(8) SVOA型: He put the key in his pocket.

 「5文型」では、(6)-(8)はそれぞれ(1)-(3)に帰着し得る。しかし(6)-(8)は副詞句を除くと文章が成立しない(実際、上記の太字下線部を考慮せよ。)。そのために「義務的な副詞語句」を加えることにする。

2.2. 派生型

 他にも英語には一見、上記8文型に当てはまらなそうなものがある。しかし、これらはその派生として説明できる。

(a)  This is Harry speaking. ((※電話の応対にて)こちらはハリーです。)
(b)  John sat there smoking a pipe. (ジョンはパイプをふかしながら、そこに腰かけていた。)

3. 文の要素

 文を構成する要素を説明する。

3.1. 主語になることのできる要素

 文において主語になれるものは9つある:

(1) 名詞
(2) 代名詞
(3) 形容詞: 「the+形容詞」の形式を取って複数普通名詞または抽象名詞に相当する意味を表す。
(4) to不定詞: 文末重心*1の法則に則り、形式主語のitを主語に据えて文末にto不定詞を置く形式が普通である。
(5) 動名詞 動名詞で形式主語のitを据える形式は難易・無意味を表す形容詞または名詞に限定される。

 E.g. It is difficult making new friends.

 ※ただしitが小節の主語(またはSVOC型のO)になる場合は後置する方が自然である。

 E.g. I thought [it pointless] starting before eight o’clock.
(6) 副詞:  E.g. A few minutes later saw us all in a taxi.

 E.g. Slowly does it now. (*こうした副詞は事の成就する仕方を表す)
(7) 前置詞句: これを主語に取るのは基本的にbeかsuitのみ

 E.g. Over the fence is out.
(8) 引用された語句・文:  E.g.’Was’ is not ‘is’.
(9) 節: 文末重心の原則でitを主語に据えた構文の方が一般的

 E.g. It is a pity that we have not any money.

3.2. 目的語になることのできる要素

 目的語になれるのはものは9つある:

(1) 名詞句:  E.g. He bought a new car.
(2) 代名詞:  E.g. I like him.
(3) [theに伴って]形容詞・分詞:  E.g. The best way to serve the dead is to live for the living.
(4) to不定詞:  E.g. He does not need to work.
(5) 動名詞  E.g. I do not mid waiting.
(6) 名詞節:  E.g. She said that the story was true.
(7) 副詞:  E.g. Have you nowhere to go?
(8) 前置詞句:  E.g. You have till ten to-night.
(9) 引用語句:  E.g. Do not say ‘if’.
3.2.1 目的語の種類

 さまざまな目的語の種類を調べる。

  • 道具目的語:nod one’s headのように道具として用いる目的語。古英語では対格や与格を取った。
  • 結果目的語:動詞の表す動作の結果として生じる製作物を示す目的語。

  ※way構文(E.g. make one's way)、express by -ing、同族目的語(動詞と同根(または類似した意味の)目的語)

  • 場所の目的語:場所を表す名詞句が一部同士の直接目的語になった目的語。
  • 事象目的語:一般的な基本動詞(do, give, etc.)が事象を表す名詞句を目的語として取る場合。

 例:

(1) do a dance/a dive/a report
(2) get a glance at/ a look at
(3) give an answer/ a cheer
(4) have an argument
(5) make an attack/ a call/ a choice
(6) pay attention/ a call
(7) put an end/a question
(8) take a breath/care of/a dive
(9) take/have a bath/ a look
  • 受動者間接目的語:事象目的語を取る動詞のうち少数は、受動者の間接目的語を取る場合がある。これを受動者間接目的語という。

 E.g. He gave me a push.

3.3. 補語

 補語には主語について叙述する主語補語、目的語に付いて叙述する目的語補語がある。

主語補語の例: I am happy.
目的語補語の例: They made John their leader.
3.3.1. 主語補語

 典型的な連結詞であるbeの場合、主語と主語補語には4つの意味的関係が認められる:

特徴づけ: 主語の恒常的な性質または一時的な状態を特徴づける。  E.g. Mary is wise.
分類: 主語がある類Cの成員であることを表す。  E.g. I am a Catholic.
同定: 主語との同一性を表す。  E.g. Is this your hat?
指定: X is Y.という等式文で、Xが意味上欠けている部分を含み、Yがそれを補完し指定する解釈を持つ。  E.g.The plan is for the United States to rule the world.
3.3.2. 主語補語を取る連結動詞

 連結動詞は大きく2つに分類できる。

(1) 現状の連結動詞: 本動詞の表す時と同じ時を表す。  ・be型:be (AP/NP); continue(AP); keep(AP); remain(AP/NP); stay (AP/NP)

 ・外見動詞:appear(AP/*NP), look(AP/*NP), seem(AP/NP)

 ・五感動詞:feel (AP/NP), smell(AP),sound (AP/NP), taste (AP)

(2) 結果の連結動詞: 結果の状態を表す。  become (AP/NP), come (AP), end up (AP/NP), fall (AP/NP), get (AP/*NP), go (AP), grow (AP), prove (AP/NP), turn (AP/NP), turn out (AP/NP), wind up (AP/NP)
3.3.3. 補語になれる要素

 形容詞句、名詞句(※固有名詞も程度副詞に修飾されて形容詞的に性質を表すことがある)。抽象名詞が補語になるためには、それにitselfを付けるか、または主語か補語にallが付いていなければならない)

3.4 文の要素

 文の要素には3種類がある:

(1) 従要素(修飾語句): 主要素(主語・述語動詞・目的語・補語・義務的な副詞語句)を修飾する語。 (a)形容詞的修飾語 E.g. The biggest problem is the accent

(b) 副詞的修飾語 E.g. He can speak French fluently.

(c) 文修飾語 E.g. You are probably right.
(2) 遊離要素: 文の他の要素と緊密な関係のない要素。 (a)間投詞:Well, here we are at last!

(b)呼びかけ:Sorry, mom.

(c)挿入語句:Our plan was, after all, a failure.
(3) 自由付加詞: 主文との論理的関係に基づき理由・原因を表す。  E.g. A careful host, he went into the dining-room to see that the table was properly laid.

 E.g. A girl of fourteen, Patience Moran .. was in one of the moods picking flowers.

*1:英語では多くの語句から成り立つ句・節ほど文章の後ろに置くという特徴。

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