「大人の教養・知識・気付き」を伸ばすブログ

一流の大人(ビジネスマン、政治家、リーダー…)として知っておきたい、教養・社会動向を意外なところから取り上げ学ぶことで“気付く力”を伸ばすブログです。データ分析・語学に力点を置いています。 →現在、コンサルタントの雛になるべく、少しずつ勉強中です(※2024年1月21日改訂)。

MENU

英文ライティングのルール(11/X)


 英語の書き方を学ぶべく、

を順々に読んでいく。
 今回は「The Element of Style」を読んでいく。

4. よく間違えられる語・表現

  • ここで取り上げている語や表現は、悪い英語ではなく、不注意な書き方のありふれたものである。
  • people

     多くの意味を持つ語である。the\ peopleは政治的な意味を持ち、the\ publicと混同しないこと。
  • personalize

     大げさな語であり、時々悪い考えをもたらす。散文をpersonalizeせず、分かりやすく綺麗なものとすること。
   E.g.   × a highly personalized affair
      a highly personal affair
   E.g.   × Personalize you stationary
      Design a letterhead
  • personally

     時折不要である。
   E.g.   Personally, I thought it was a good book.
      I thought it was a good book.
  • possess

     書き手にとってhaveownよりも印象的に聞こえるからということで使用されることがある。そうした用法は間違いとは言えないものの注意が必要である。
   E.g.   She possessed great courage.
      She had great courage (was very brave).
   E.g.   He was the fortunate possessor of
      He was lucky enough to own
  • presently

     "\mathrm{in} \mathrm{a} \mathrm{short} \mathrm{while}"(間もなく)および"\mathrm{currently}"(現在、目下)の2つの意味を持つ。この曖昧さから最初の意味に限るのが最良である。
  • prestigious

     最後の手段の形容詞として使われることがある。辞書にはこのような意味があるが、だからといってこの語を使わなければならないという意味にはならない。
  • regretful

     注意に欠けてregrettableの代わりに用いられることがある。
  • relate

     親密な関係を示唆するのに自動詞的に用いないこと。
  • respective/respectively

     これらの用語は普通、有利に省略することができる。
   E.g.   Works of fiction are listed under the names of their respective authors.
      Works of fiction are listed under the names of their authors.
  • secondly, thirdly, etc.

     firstlyで始めようとしない限り、-lyを数に付けて飾り立てることはしない。現在の用法ではsecond,thirdなどを用いるのが好ましい。
  • shall, will

     格式体では、未来時制を表すのに1人称にはshallが、2・3人称にはwillが必要である。話者の将来の行動や状態に関する信条を表現する様式はI\ shallである。I\ willは自身の決定や同意を表す。しかしくだけた会話では、shallwillが厳密に用いられることはめったにない。
  • so

     書き言では、強意語としてsoを用いるのは避けること。たとえばso\ good,so\ warmなどは避けるべきである。
  • split infinite(分離不定詞)

     toとそれが働きかける不定\mathrm{it}の間に副詞を挿入するのには14 世紀以降の先例がある。しかし書き手が通常とは異なる強意を副詞に与えたいのでもない限り、この用法は避けるべきである。
  • state

     say,remarkの単なる代替としては唱えない。その用途では\mathrm{express} \mathrm{fully} \mathrm{or} \mathrm{clearly}の意味に限られる。
   E.g.   He refused to state his objections.
  • student body

     十中八九不要で野暮ったい表現で、単にstudentsという語に過ぎない。
   E.g.   a member of student body
      a student
   E.g.   popular with the student body
      liked by the students
  • than

     比較を表すthanを含む文章は重要な言葉が欠けていないことを確かめるべきである。
   E.g.   I'm probably closer to my mother than my father*1.
      I'm probably clsoer to my mother than to my father.
  • Thanking you in advance.

     書き手が"\mathrm{It} \mathrm{will} \mathrm{not} \mathrm{be} \mathrm{worth} \mathrm{my} \mathrm{while} \mathrm{to} \mathrm{write} \mathrm{to} \mathrm{you} \mathrm{again}."(もう一度あなたに手紙を書くのは時間の無駄だ。)という意図を持っているかのように聞こえる。依頼を伝えたいのであれば、"\mathrm{Will} \mathrm{you} \mathrm{please}"や"\mathrm{I} \mathrm{shall} \mathrm{be} \mathrm{obliged}"と書くこと。そしてその後、そうしようと感じるものがあれば、もしくは機会があれば、了解の手紙を書くこと。
  • that, which

     thatは決定づける、すなわち限定づける代名詞であり、, whichは非制限である。whichthatとして用いるのは文語体でも口語体でも普通である。聖書を出典とした文章のように、時折thatよりもwhichの方が好ましいことがある。しかしこれらの2つの代名詞が厳格に用いられるんらば、そうした方が便利である。注意深い書き手であれば、わずかな利便性を得ることを警戒し、whichを排除しにかかり制限用法のwhichを取り除き、そうすることで自らの文章を推敲する。
   E.g. The lawn mower that is broke is in the garage . (Tell which one.)
      The lawn mover, which is broke, is in the garage. (Adds a fact about theonly mower in question.)
  • foreseeable future

     決まり文句であり、ぼやけた表現である。どのくらいの未来がforeseeableなのか。10分か。10年か。どれくらいなのか。誰によって予見できるのか。予言師なのか。専門家か。誰でもできるのか。

*1:Iと比較しているのかmy motherと比較しているのかが曖昧である。

プライバシーポリシー お問い合わせ