「大人の教養・知識・気付き」を伸ばすブログ

一流の大人(ビジネスマン、政治家、リーダー…)として知っておきたい、教養・社会動向を意外なところから取り上げ学ぶことで“気付く力”を伸ばすブログです。現在、コンサルタントの雛になるべく、少しずつ勉強中です(※2024年12月10日改訂)。

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大人のための英文法(15/31)

はじめに

 グローバル人材になるならば英語くらいはできなければ、とよく言われる。だったら、一流の、本当の英語を学びたいと個人的に思っている。ということで、本当の「大人のための英語」として英文法を学んでいく。ここではそのメモを書いていきたい。
 参考図書として

を読んでいく。今日は第20章および21章を扱う。

20. 名詞

20.1 固有名詞が普通名詞として扱われる場合

 固有名詞は以下のような意味を表すために(冠詞を伴い)普通名詞として扱われる場合がある。

   (a) 「…家の人」 E.g. Her mother was a Johnson.
   (b) 「…という人/都市」 E.g. There’s a Mr. Spencer to see you.
   (c) 「…のような人」(有名人の場合) E.g. A Shakespeare needs no advertisement.
   (d) 「…の製品・作品」 E.g. His car is a Ford.

20.2 名詞の男性形・女性形

 「川・湖・山」はラテン語と同じく男性扱い。したがって代名詞で受ける場合、he,his,himになる。これに対し「船・国家」などは女性扱い。

20.3 複数形の作り方

20.3.1 'sを用いる場合

 文字・数字・略語の複数形は単に"s"を付与するのではなく、"’s"を付けるのが原則である。

20.3.2 不規則複数形
   (1) -(r)en複数   oxen, children, brethren
   (2) 変母音複数 a. man→men
       b. tooth→teeth
       c. foot→feet
       d. goose→geese
       e. louse→lice
       f. mouse→mice
   (3) 不変化複数

 単数と複数で変化しない
a. 魚・鳥・獣類
       b. -eseで終わる国民名
       c. 数量・単位を表す語

 E.g. dozen, head

20.4 強意複数

 強意を目的とする複数形(詩や格式体で用いられる)

20.5 分化複数

 複数形が単数形とは異なる意味を有する名詞を分化複数という。

   a. advice ― advices(通知)   l. number ― numbers((古語で)詩)
   b. arm ― arms(武器)   m. order ― orders(聖職)
   c. bearing ― bearings(進路)   n. pain ― pains(骨折り)
   d. confidence ― confidences(内緒事)   o. part ― parts(才能)
   e. custom ― customs(関税)   p. premise ― premises(構内)
   f. effect ― effects(動産)   q. quarter ― quarters(宿舎)
   g. force ― forces(軍隊)   r. respect ― respects(伝言)
   h. letter ― letters(文学)   s. spectacle ― spectacles(眼鏡)
   i. look ― looks(容貌)   t. spirit ― spirits(元気、火酒)
   j. manner ― manners(行儀作法)   u. water ― waters(鉱泉水)
   k. moral ― morals(素行)

21 代名詞

 名詞句の代わりに用いられる、または外界にある事物を直示的に指示(指し示す)語を代名詞という。

21.1 人称代名詞

 1人称、2人称、3人称の区別を表す代名詞を人称代名詞という。

  
人称
主格
所有格
目的格
独立所有格
単数 1 I my me mine
   2 you your you yours
   3 he/she/it his/her/its him/her/it his/hers/(its)
複数 1 we our us ours
   2 you your you yours
   3 they their them theirs
  • 人称代名詞の主格を主語補語として用いるのは著しく格式的

   E.g. Precisely. It was I.
     It was she who came.

  • 属格には特別な用例がある(:2つ目は軽蔑の意を表す)

   E.g. Now I can say my ABC. : (上手か下手かは知らないが)私なりにABCが言える。
     So he is one of your swells. : じゃ、あれがいわゆるお偉方の一人かい。

21.2 総称の人称代名詞

21.2.1 one

 「(話し手を含む)一般の人」を表す。極めて格式体で今日では古風に響く。
   E.g. One should never give people advice.

21.2.2 you

 「(聞き手を含めた)一般の人」を表す。

21.2.3 we

 話し言葉で、話し手が帰属する協働社会の一般論を表す際に用いる。

   (イ) 包括の’we’ 聞き手であるyouを含む場合のweで典型的には勧誘文に見いだされる。
   (ロ) 除外の’we’ 聞き手であるyouを含めない場合のweで典型的には相手の許可を求める文に用いられる。
   (ハ) 君主の’we’ 君主が公式の場合に自分を指すべくIの代わりに用いられる。
   (ニ) 主筆の’we’ 編集者が編集部員一同を含めて用いる。
   (ホ) 親心の’we’ 親が子供に対しyouの代わりに用いる場合がある。
21.2.4 they

 「(聞き手も話し手も除外した)一般の人」を表すときに用いる。

21.3 itの用法

  (a) 外界照応のit 現実世界の事件や事物を照応。また漠然と周囲の環境を指示する
  (b) テクスト内照応のit テクスト内に指示物をもつもの
    (イ) 逆行照応のit 前述されたものを逆行照応的に指示
    (ロ) 順行照応のit 後述されるものを順行照応的に指示
      (i)形式主語として

  ・to不定詞節を指す場合  E.g. It is a great pleasure to see you.

  ・that節を指す場合  E.g. Is it true that she is ill?

  ・名詞句を指す場合  E.g. It’s a nuisance, this delay.

  ・動名詞節を指す場合  E.g. It’s nice being with you.

  ・wh節を指す場合  E.g. It is still a mystery why killed herself.

(ii)形式目的語として:後続するthat節、to不定詞、if節、動名詞節を指す

(iii)it分裂文:いわゆる強調構文
21.3.1 順行照応と逆行照応

 後者の利用頻度の方が低く、格式的である。
   E.g. If John feels good, he will go. / If he feels good, John will go.

21.4 再帰代名詞の用法

   (a) 再帰用法 再帰動詞・準再帰動詞と共に用いる。一般の他動詞では主語と目的語が同一指示的であることを明示する

E.g. You should avail yourself of every chance to improve your English.

  Behave (yourself) now!

  John saw himself in the mirror.
   (b) 強意用法 名詞句と同格的に用いて強勢が置かれる

21.5 指示代名詞の情緒的直示

 this/thatが特別な音調を伴って、賞賛/非難、快/不快などの感情を表す。
   E.g. And this I warn you: take no hand or part in burying him.

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