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フランス語文法・その2(01/X)

1. 現在形

 フランス語の動詞は性・数に応じて形態を変える。動詞は3つの人物が関わる:①話者、②相手、③第三者(=話者でも相手でもない人物)。


名詞の関係性

     
単数
複数
   1人称
je
nous
   2人称
tu
vous
   3人称
il/elle/on
ils/elles

  • フランス語はyouに相当する概念が2つ存在する。
   (1) tu 話者が相手と私的な関係がある場合にその相手のことを言及する際に用いる。その際に相手は単数。
   (2) vous tuの複数形または相手と公的な関係がある場合に用いる。
  • itに相当するフランス語は存在しない。生物か否かにかかわらず名詞はil/elleで受ける。

1.1 標準形(-er, -ir, -re)

  • 一般的な-er
     
単数
複数
   1人称
je
parle
nous
parlons
   2人称
tu
parles
vous
parlez
   3人称
il/elle/on
parle
ils/elles
parlent
  • 一般的な-ir
     
単数
複数
   1人称
je
finis
nous
finissons
   2人称
tu
finis
vous
finissez
   3人称
il/elle/on
finit
ils/elles
finissent
  • 一般的な-re
     
単数
複数
   1人称
je
rends
nous
rendons
   2人称
tu
rends
vous
rendez
   3人称
il/elle/on
rend
ils/elles
rendent
  • 動詞がhまたは母音から始まる場合、代名詞jeはj'になる
  • 代名詞onは一般に人を指す場合または特定せずに主体を指す場合に用い、英語の受動態に相当する表現になることがある。現代のフランス語では日常の会話や筆記文においてnousの代わりにonを用いる。その場合も3人称単数として扱う
  • -reの3人称単数は、その動詞の語幹がdで終わるものが多い。そうでないもののいくつかは3人称単数でtを付与する

1.2 語尾が変化する-er

 語幹が-c,-g,-yで終わる-er動詞は特殊変化する。フランス語の表現体系でこれらが複数の音を表現し得るからである:

  • cは2つの発音を表現する。e,iの前であれば/s/の音になり、a,o,uの前であれば/k/の音になる。a,o,uの前で/s/の音になることを表すのにcedilleを付与してçとする
     
単数
複数
   1人称
je
commence
nous
commonçons
   2人称
tu
commences
vous
commencez
   3人称
il/elle/on
commence
ils/elles
commencent
  • gは2つの発音を表現する。e,iの前であれば/zh/の音(pleasureのsの音)になり、a,o,uの前であれば/g/(goの音と同一)の音になる。a,o,uの前で/g/の音になることを表すのにeを付与する
     
単数
複数
   1人称
je
mange
nous
mangeons
   2人称
tu
manges
vous
mangez
   3人称
il/elle/on
mange
ils/elles
mangent
  • yは黙音のeの前ではiに変化する*1
     
単数
複数
   1人称
je
nettoie
nous
nettoyons
   2人称
tu
nettoies
vous
nettoyez
   3人称
il/elle/on
nettoie
ils/elles
nettoient

1.3 語幹に黙音のeを含む-er

 語幹に黙音のeを含む-er型動詞では黙音のeで終わる変化においてそのeをèに変化させる。これは重要な発音の変化を反映したものである。nous achetonやvous achetez、不定形の
acheterでの幹母音のeは黙音のeで/ashtõ/,/ashté/などと発音しない。èはtête, lettreのように/ɛ/を表し、必ず発音される立派な母音である。

     
単数
複数
   1人称
je
achète
nous
achetons
   2人称
tu
achètes
vous
achetez
   3人称
il/elle/on
achète
ils/elles
achètent

1.4 語幹にéを含む-er

 appelerのような動詞ではeをèに変える黙音のeの後ろで子音を二重化させる。一重の子音の前にある話し言葉のフランス語で欠落することのあるeは黙音のeを表す。

     
単数
複数
   1人称
j'
appelle
nous
appelons
   2人称
tu
appelles
vous
appelez
   3人称
il/elle/on
appelle
ils/elles
appellent

 幹母音としてのéは語幹が黙音のeで終わるとき、éをèに変化させる。これは発音の変化に起因するもので、éはフランス語の閉鎖音e(英語のdateにおけるaにいくばくか類似している。)を表現する。母音のèはtête, lettreのように/ɛ/を表す。

     
単数
複数
   1人称
j'
espère
nous
espérons
   2人称
tu
espères
vous
esperez
   3人称
il/elle/on
espère
ils/elles
espèrent
     
単数
複数
   1人称
je
préfère
nous
préférons
   2人称
tu
préfères
vous
préférez
   3人称
il/elle/on
préfère
ils/elles
préfèrent

1.5 現在形の用法

  • フランス語の現在形は英語のそれといくつかの点で同じである。他方で英語の現在進行形も含む点は相違する。
   E.g. En général, nous nageons dan une piscine, mais aujourd'hui nous nageons dans la mer.
     We generally swim in a pool, but today we are swimming in the ocean.
  • 英語の単純疑問文(do, doesを持ってくるもの)や否定形とは形式が異なる。
   E.g. Quelle langue étudiez-vous ? Le chinois ?
     What language do you study? Chinese?
   E.g. Non, je n'étudie pas le chinois. J'apprends le japonais.
     No, I don't study Chinese. I'm learning Japanese.
  • 特に文での表現が将来時点に言及しているならば、フランス語の現在形は未来に言及し得る。
   E.g. Je t'émmène en ville demain.
     I'll take you downtown tomorrow.
   E.g. Merci, tu es gentil. Mais demain je travaille.
     Thanksm that's nice of you. But I'm working tomorrow.
  • フランス語では現在形を過去に始まったものの現在も続いている動作に言及する際に用いる。英語ではこの機能のために"have/has been doing something"を含めて文を書く。フランス語の文章は以下の要素から成り立つ:
   (1) どの程度長く事由が進行しているかを尋ねる Depuis combien de temps+現在形動詞
   (2) どの程度長く事由が進行しているかを発言する 現在形動詞+depuis+時間表現
   (3) 過去に始まり現在も続く動作の開始時点を特定する Depuis quand/depuis
  • E.g. Depuis combien de temps est-ce que vous cherchez un appartement ?

    How long have you been looking for an apartment?
  • E.g. Je cherche un appartement depuis un an.

    I've been looking for an apartment for a year.
  • E.g. Depuis quand est-ce que vous attendez l'avion ? J'attends depuis midi.|

    Since when have you been waiting for the plane? I've been waiting since noon.

1.6 接頭辞re-

 英語と同様にフランス語には接頭辞re-がある。母音の前ではr-またはré-を付ける。英語であればagainを付与する意味の言葉において利用されがちで、英語以上に頻用される。
   E.g. allumer/rallumer

 動作を表す動詞ではre-はbackを表すことがある。
   E.g. revenir = come back

*1:-ayerで終わる動詞はyのままである場合とiに変わる場合とが両方ともあり得る。-oyer,-uyerは黙音のeの前で必ず変化する。

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