「大人の教養・知識・気付き」を伸ばすブログ

一流の大人(ビジネスマン、政治家、リーダー…)として知っておきたい、教養・社会動向を意外なところから取り上げ学ぶことで“気付く力”を伸ばすブログです。データ分析・語学に力点を置いています。 →現在、コンサルタントの雛になるべく、少しずつ勉強中です(※2024年1月21日改訂)。

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今日のニュース(2020年8月26日)

1.今日のポイント

(1)【米国】エクソン・モービル株価指数から外される可能性が浮上

(2)【イスラエルネタニヤフ政権とモサドUAEへの武器輸出で国防省と対立

(3)【北朝鮮土砂を違法輸出している可能性が浮上

(4)【日本】安倍首相が28日に健康状態の説明へ

2. マーケット指標

指数 前日終値 増減値 増減率 日付
日本
日経平均
23,296.77
311.26
1.35%
25日終値
TOPIX
1,625.23
18.10
1.13%
25日終値
JASDAQ
167.47
▲0.15
▲0.09%
25日終値
東証マザーズ
1,133.22
▲17.92
▲1.56%
25日終値
日本国債10年物
0.030
0.000
0.00%
25日終値
米国
ダウ平均
28,248.44
▲60.02
▲0.212%
25日終値
S&P500
3,443.62
12.34
0.359%
25日終値
NASDAQ
11,466.47
86.75
0.76%
25日終値
SOX指数
2,243.06
23.69
1.06%
25日終値
米国債10年物
0.688
0.042
16.55%
25日終値
欧州・アジア
英FTSE100
6,037.01
▲67.69
▲1.12%
25日終値
DAX
13,061.62
▲4.92
▲0.0377%
25日終値
上海総合指数
3,373.58
▲12.06
▲0.357%
25日終値
印SENSEX30
38,843.88
44.8
0.115%
25日終値
外国為替
USDJPY
106.38
0.02
0.02%
26日 06:56:52
EURJPY
125.91
0.03
0.02%
26日 06:58:30
EURUSD
1.1835
0.0002
0.01%
26日 06:58:43
コモディティ・その他
原油先物(WTI)
43.39
0.77
1.81%
25日終値
原油先物(Brent)
46.44
0.02
0.04%
25日終値
金先物(COMEX)
1,934.90
0.20
0.01%
25日終値
先物(COMEX)
2.9385
0.0000
0.00%
25日終値
BTCJPY(bitFlyer)
1,205,783
▲41,607
▲3.34%
26日 06:59:33

3. ニュース(1):【米国】エクソン・モービル株価指数から外される可能性が浮上

www.faz.net

  • ダウ平均株価がその構成銘柄からエクソン・モービルを除外することを決定した
  • データが新たな石油と呼ばれるようになり、「古い石油」は消えつつある

(1) 知っておきたいこと

 過去にも触れたが、金融業界はトランプ政権の動きとは真逆の方向に動いてきた。すなわち気候変動問題を受けて積極的に石油業界を排除してきた。実際、G20の気候変動タスクフォースはブルームバーグ前NY市長がその長として主導してきたものだった。年金基金ソブリン・ウェルスファンドもまた石油業界への投資を取り止め始めている。
 しかし、それがこのまま維持できるだろうか?米国内において化石燃料業界は多数の雇用を支えている。そうした雇用の受け皿となり得るような新たな雇用を提供できるとも考え難い。そのため、マネーの力だけでは石油業界を排除することは難しい。米国の対立は更に深まっていく。

(2) まとめ

  • 化石燃料産業の米国における雇用は多い
  • それが金融市場から消えていくことで国内の対立は更に深まっていく

4. ニュース(2):【イスラエル】ネタニヤフ政権とモサドUAEへの武器輸出で国防省と対立

www.ynetnews.com

  • UAEとの国交正常化においてモサドイスラエル製武器の販売をしようとするのに国防省が反対している
  • モサドはネタニヤフ首相に支持されているラインで動いている

(1) 知っておきたいこと

 今回のUAEとの交渉では、モサドは高度の軍事機密も同様にUAE側に提供するとしている。普通に考えれば、利敵行為と捉えてもおかしくなく、国防省の動きは不自然ではない。それでもモサドUAEへ利益供与する理由とは何だろうか?トランプ政権がF-35UAEへ売却する予定だと言われている*1。遠隔でハッキングできるような装置が組み込まれているのであれば、アラブ側へ販売するのは商売的な意味だけでなく国防にも利することになるが、国防省が輸出に否定的である以上、そのようなものは考えづらい(国防省が茶番を演出している可能性もあるが…)。
 一つ考えられるのは、UAEを強化してでもイランへの抑止力を強化したいということだろう*2イスラエルの奇妙な動きの意図を注視していきたい。

(2) まとめ

  • イスラエルUAEとの関係改善は不可思議なものである
  • イラン対策と考えると一理はあるが、引き続き注視したい

5. ニュース(3):【北朝鮮】土砂を違法輸出している可能性が浮上

www.nknews.org

  • 土砂運搬船と思われる船団が南浦特別市から出港する姿が衛星で撮影された
  • 土砂の輸出は国連の経済制裁で2017年から禁止されており、これは違法活動を北朝鮮が行っている可能性を示唆している

(1) 知っておきたいこと

 土砂は工事に必須であるから、実はかなりの量が輸出入されている。他方で農業用に適当な粘土質の土壌は特に珍重されているという。
 さて輸出しているとするならば、言うまでもなく輸出先が存在する訳で、すなわち国連の制裁を無視して北朝鮮から土砂を購入している国家があることとなる。
 第一に考えられるのは中国である。今年度上半期の貿易量は67.2%も下がっている*3というが、中朝国境にある橋を整備するなど、物理的なアクセスを維持し続けている。他方で韓国と共にサミットを開催すべく動いており、対北朝鮮関係での主導権を握るべく動いているようだ*4
 中国だとするならば、米国はどう動くだろうか?米中の通称当局同士が電話会談を行なう*5というが、両国のHidden Agendaでもある北朝鮮問題はこれからどう進んでいくだろうか?中国の動きに注目していきたい。

(2) まとめ

  • 北朝鮮の経済活動が活発化している
  • 利権として北朝鮮を狙う諸外国、特に中国に要注目

6. ニュース(4):【日本】安倍首相が28日に健康状態の説明へ

www.jiji.com

  • 安倍首相が約70日ぶりに28日に記者会見する方向で調整に入った
  • 健康不安が報道されていることで現在の体調についても質問に答える見通しである

(1) 知っておきたいこと

 安倍首相とトランプ米大統領の蜜月関係はよく知られており、安倍首相はそれを後ろ盾にしてきたという側面がある。しかし日米関係が大きく変化する可能性について外国筋も取り上げ始めている*6。それは無論トランプが退陣する可能性があるということもあるが、他方で安倍首相の退陣をも織り込んでいるということでもある。
 では、この先に何が起こるのであろうか?アベノミクスが終わって久しいとはいえ、Covid-19の影響もあって各国が量的緩和を行なっている今、ある意味で新たなアベノミクスが実施されているようなものだ。他方で米国では緩和が終了する蓋然性が上がっている。安倍首相が退陣ということとなれば、長期政権の終焉ということで(一旦は日本投資に見越した一旦の円買いはあるかもしれないが、その後、)円売りからの株価上昇というシナリオは充分あるだろう。ポスト安倍の経済・金融政策の行く末に注目したい。

(2) まとめ

  • 安倍政権の終わりは外国メディアも注視している
  • 日本株はその後、上がっていく可能性がある
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