- 1.今日のポイント
- 2. マーケット指標
- 3. ニュース(1):【米国】エクソン・モービルが株価指数から外される可能性が浮上
- 4. ニュース(2):【イスラエル】ネタニヤフ政権とモサドがUAEへの武器輸出で国防省と対立
- 5. ニュース(3):【北朝鮮】土砂を違法輸出している可能性が浮上
- 6. ニュース(4):【日本】安倍首相が28日に健康状態の説明へ
2. マーケット指標
指数 | 前日終値 | 増減値 | 増減率 | 日付 |
---|---|---|---|---|
日本 | ||||
日経平均 | 23,296.77 |
311.26 |
1.35% |
25日終値 |
TOPIX | 1,625.23 |
18.10 |
1.13% |
25日終値 |
JASDAQ | 167.47 |
▲0.15 |
▲0.09% |
25日終値 |
東証マザーズ | 1,133.22 |
▲17.92 |
▲1.56% |
25日終値 |
日本国債10年物 | 0.030 |
0.000 |
0.00% |
25日終値 |
米国 | ||||
ダウ平均 | 28,248.44 |
▲60.02 |
▲0.212% |
25日終値 |
S&P500 | 3,443.62 |
12.34 |
0.359% |
25日終値 |
NASDAQ | 11,466.47 |
86.75 |
0.76% |
25日終値 |
SOX指数 | 2,243.06 |
23.69 |
1.06% |
25日終値 |
米国債10年物 | 0.688 |
0.042 |
16.55% |
25日終値 |
欧州・アジア | ||||
英FTSE100 | 6,037.01 |
▲67.69 |
▲1.12% |
25日終値 |
独DAX | 13,061.62 |
▲4.92 |
▲0.0377% |
25日終値 |
上海総合指数 | 3,373.58 |
▲12.06 |
▲0.357% |
25日終値 |
印SENSEX30 | 38,843.88 |
44.8 |
0.115% |
25日終値 |
外国為替 | ||||
USDJPY | 106.38 |
0.02 |
0.02% |
26日 06:56:52 |
EURJPY | 125.91 |
0.03 |
0.02% |
26日 06:58:30 |
EURUSD | 1.1835 |
0.0002 |
0.01% |
26日 06:58:43 |
コモディティ・その他 | ||||
原油先物(WTI) | 43.39 |
0.77 |
1.81% |
25日終値 |
原油先物(Brent) | 46.44 |
0.02 |
0.04% |
25日終値 |
金先物(COMEX) | 1,934.90 |
0.20 |
0.01% |
25日終値 |
銅先物(COMEX) | 2.9385 |
0.0000 |
0.00% |
25日終値 |
BTCJPY(bitFlyer) | 1,205,783 |
▲41,607 |
▲3.34% |
26日 06:59:33 |
3. ニュース(1):【米国】エクソン・モービルが株価指数から外される可能性が浮上
- ダウ平均株価がその構成銘柄からエクソン・モービルを除外することを決定した
- データが新たな石油と呼ばれるようになり、「古い石油」は消えつつある
(1) 知っておきたいこと
過去にも触れたが、金融業界はトランプ政権の動きとは真逆の方向に動いてきた。すなわち気候変動問題を受けて積極的に石油業界を排除してきた。実際、G20の気候変動タスクフォースはブルームバーグ前NY市長がその長として主導してきたものだった。年金基金やソブリン・ウェルスファンドもまた石油業界への投資を取り止め始めている。
しかし、それがこのまま維持できるだろうか?米国内において化石燃料業界は多数の雇用を支えている。そうした雇用の受け皿となり得るような新たな雇用を提供できるとも考え難い。そのため、マネーの力だけでは石油業界を排除することは難しい。米国の対立は更に深まっていく。
(2) まとめ
- 化石燃料産業の米国における雇用は多い
- それが金融市場から消えていくことで国内の対立は更に深まっていく
4. ニュース(2):【イスラエル】ネタニヤフ政権とモサドがUAEへの武器輸出で国防省と対立
(1) 知っておきたいこと
今回のUAEとの交渉では、モサドは高度の軍事機密も同様にUAE側に提供するとしている。普通に考えれば、利敵行為と捉えてもおかしくなく、国防省の動きは不自然ではない。それでもモサドがUAEへ利益供与する理由とは何だろうか?トランプ政権がF-35をUAEへ売却する予定だと言われている*1。遠隔でハッキングできるような装置が組み込まれているのであれば、アラブ側へ販売するのは商売的な意味だけでなく国防にも利することになるが、国防省が輸出に否定的である以上、そのようなものは考えづらい(国防省が茶番を演出している可能性もあるが…)。
一つ考えられるのは、UAEを強化してでもイランへの抑止力を強化したいということだろう*2。イスラエルの奇妙な動きの意図を注視していきたい。
5. ニュース(3):【北朝鮮】土砂を違法輸出している可能性が浮上
(1) 知っておきたいこと
土砂は工事に必須であるから、実はかなりの量が輸出入されている。他方で農業用に適当な粘土質の土壌は特に珍重されているという。
さて輸出しているとするならば、言うまでもなく輸出先が存在する訳で、すなわち国連の制裁を無視して北朝鮮から土砂を購入している国家があることとなる。
第一に考えられるのは中国である。今年度上半期の貿易量は67.2%も下がっている*3というが、中朝国境にある橋を整備するなど、物理的なアクセスを維持し続けている。他方で韓国と共にサミットを開催すべく動いており、対北朝鮮関係での主導権を握るべく動いているようだ*4。
中国だとするならば、米国はどう動くだろうか?米中の通称当局同士が電話会談を行なう*5というが、両国のHidden Agendaでもある北朝鮮問題はこれからどう進んでいくだろうか?中国の動きに注目していきたい。
6. ニュース(4):【日本】安倍首相が28日に健康状態の説明へ
- 安倍首相が約70日ぶりに28日に記者会見する方向で調整に入った
- 健康不安が報道されていることで現在の体調についても質問に答える見通しである
(1) 知っておきたいこと
安倍首相とトランプ米大統領の蜜月関係はよく知られており、安倍首相はそれを後ろ盾にしてきたという側面がある。しかし日米関係が大きく変化する可能性について外国筋も取り上げ始めている*6。それは無論トランプが退陣する可能性があるということもあるが、他方で安倍首相の退陣をも織り込んでいるということでもある。
では、この先に何が起こるのであろうか?アベノミクスが終わって久しいとはいえ、Covid-19の影響もあって各国が量的緩和を行なっている今、ある意味で新たなアベノミクスが実施されているようなものだ。他方で米国では緩和が終了する蓋然性が上がっている。安倍首相が退陣ということとなれば、長期政権の終焉ということで(一旦は日本投資に見越した一旦の円買いはあるかもしれないが、その後、)円売りからの株価上昇というシナリオは充分あるだろう。ポスト安倍の経済・金融政策の行く末に注目したい。
(2) まとめ
- 安倍政権の終わりは外国メディアも注視している
- 日本株はその後、上がっていく可能性がある
*1:トランプ大統領 UAEに最新鋭戦闘機F35の売却検討 | トランプ大統領 | NHKニュース参照。
*2:イラン強硬前面 包囲網に反発 UAE船拿捕/新型ミサイル公開 - 毎日新聞参照。
*3:上半期の中朝貿易67.2%減…「経済失敗」認める決定打になったか | Joongang Ilbo | 中央日報参照。
*4:South Korea, China reaffirm plans for leaders' summit - The Mainichi参照。
*5:Chinese, US chief trade negotiators hold phone talks - SHINE News参照。
*6:US watches warily as Abe's health woes signal change - Asia Times参照。