- 1.今日のポイント
- 2. マーケット指標
- 3. ニュース(1):【米国】FBIが風力発電所での架空の破壊工作疑惑で捜査
- 4. ニュース(2):【オーストリア】ロシアの外交官を国外追放へ
- 5. ニュース(3):【中国】習近平政権が公安幹部を次々粛清
- 6. ニュース(4):【日本】横浜市のIR誘致、議事録作成せずに決定
1.今日のポイント
(1)【米国】FBIが風力発電所での架空の破壊工作疑惑で捜査
(2)【オーストリア】ロシアの外交官を国外追放へ
(3)【中国】習近平政権が公安幹部を次々粛清
(4)【日本】横浜市のIR誘致、議事録作成せずに決定
2. マーケット指標
指数 | 前日終値 | 増減値 | 増減率 | 日付 |
---|---|---|---|---|
日本 | ||||
日経平均 | 22,985.51 |
65.21 |
0.284% |
24日終値 |
TOPIX | 1,607.13 |
3.07 |
0.19% |
24日終値 |
JASDAQ | 167.62 |
0.64 |
0.38% |
24日終値 |
東証マザーズ | 1,151.14 |
16.68 |
1.47% |
24日終値 |
日本国債10年物 | 0.020 |
▲0.005 |
▲20.00% |
24日終値 |
米国 | ||||
ダウ平均 | 28,308.46 |
378.13 |
1.34% |
24日終値 |
S&P500 | 3,431.28 |
34.12 |
0.999% |
24日終値 |
NASDAQ | 11,379.72 |
67.92 |
0.60% |
24日終値 |
SOX指数 | 2,219.37 |
21.04 |
0.952% |
24日終値 |
米国債10年物 | 0.654 |
0.008 |
1.27% |
24日終値 |
欧州・アジア | ||||
英FTSE100 | 6,104.73 |
102.83 |
1.7% |
24日終値 |
独DAX | 13,066.54 |
301.74 |
2.34% |
24日終値 |
上海総合指数 | 3,385.64 |
4.96 |
0.146% |
24日終値 |
印SENSEX30 | 38,799.08 |
364.36 |
0.944% |
24日終値 |
外国為替 | ||||
USDJPY | 105.97 |
0.00 |
0.00% |
25日 07:21:34 |
EURJPY | 125.00 |
0.09 |
0.07% |
25日 07:21:44 |
EURUSD | 1.1796 |
0.0009 |
0.08% |
25日 07:21:52 |
コモディティ・その他 | ||||
原油先物(WTI) | 42.44 |
0.05 |
0.12% |
25日 07:21:40 |
原油先物(Brent) | 45.55 |
0.04 |
0.09% |
24日終値 |
金先物(COMEX) | 1,937.50 |
1.65 |
0.09% |
25日 07:22:20 |
銅先物(COMEX) | 2.9268 |
0.0026 |
0.09% |
25日 07:21:41 |
BTCJPY(bitFlyer) | 1,246,174 |
9,272 |
0.75% |
25日 07:22:32 |
3. ニュース(1):【米国】FBIが風力発電所での架空の破壊工作疑惑で捜査
(1) 知っておきたいこと
グリーンピースや、今や活動が縮小しているシーシェパードなど、もしかしたらその思想に一理あるのかもしれない(し、実際に一部の活動は利益ないし意義があるのかもしれない)が、それら自身の行動もエゴであると言わざるを得ない環境活動家はいる。とはいえ、そうした活動を当たり前に捜査する当局の活動を認めていいのかは自分にはわからない(というか疑問だ)。ましてやこうした架空での捜査を行うのは、担当者の思い込みといったものを除けば、活動家の情報収集が目的であると考えるのが自然である。が、それを認めて良いのだろうか。
もう一つ考えられるのは、トランプ政権による化石燃料産業の推進を擁護するという目的である*1。トランプ米政権は正式にアラスカの野生動物生息地域での掘削活動を決定したが、当初よりそれを推進してきた同政権にFBIが応えたということだろう。他方で未だにトランプ政権とFBIとがつながっているとするならば、バイデン側はどうなるのだろうか?インテリジェンス機関の政治力は大きいのであって、その動きにも注目したい。
(2) まとめ
- トランプ政権とFBIのつながりは大統領選以来のものだが、昨年までもつながってきたと考えられる
- 今回の大統領選にインテリジェンス機関はどうつながってくるか?に注目したい
4. ニュース(2):【オーストリア】ロシアの外交官を国外追放へ
- ロシア外交官がオーストリア企業のハイテク情報を産業スパイしていたとして国外追放となった
- ドイツ外務省がそのことを確認している
(1) 知っておきたいこと
ドイツのロシアに対する行動は不可解だ。ドイツは反体制派のナワリヌイ弁護士を保護してきたが、それにもかかわらずメルケル首相はロシアへの全幅の信頼を公言してはばからない*2。EUに参加している以上、ドイツはEUとしてロシアに経済制裁を掛けているのも事実だ。
他方で、新たに6か国がロシアに対する制裁を掛けることを決定している*3:
ドイツ語圏にはTreuhandという独自の信託スキームがある。それを通じてソ連と旧東ドイツは金融的な関係をもってきたし、ロシアになってもそうだった。ドイツはロシアというエマージング・マーケットを利用し、ロシアはドイツからの技術移転(供与)を受けることになるのだろうか。
(2) まとめ
- ドイツとロシアの関係は不可解である
- 歴史的にドイツはロシアをエマージング・マーケットとして、ロシアはソ連時代にドイツの技術を吸収して技術レベルを上昇させてきたことを想起すべきである
5. ニュース(3):【中国】習近平政権が公安幹部を次々粛清
6. ニュース(4):【日本】横浜市のIR誘致、議事録作成せずに決定
- 誘致決定に至った林文子・横浜市長と幹部らの打ち合わせ記録や会議の議事録を作成していないことが情報公開請求で判明した
- IR誘致は予算規模が大きいうえに賛否が分かれる重要な政策にもかかわらず、その意思決定過程を市民が検証できないとして問題視される
(1) 知っておきたいこと
IR誘致を巡ってはハマのドンと呼ばれる藤木幸夫・横浜港運協会会長が徹底的に反対を表明するなど、賛否が大きく分かれているにもかかわらず、横浜市当局は強行してきたことが知られている。そうした中で今回のこととなれば、必然的に巻き戻しが図られることとなってもおかしくない。そもそも米国のカジノ産業はCovid-19で撤退を表明している中で、カジノ抜きのIRでは意味がない。
とはいえ、そもそもカジノは必要なのだろうか?ギャンブルは人為的にリスクを創り、そこにマネーを賭けるものである。すなわち何もないところがマネーを得るためのシステムであるが、日本にそれが必要な地域など基本的には存在しない。自然なり、様々な資源が存在するからである。そもそもデフレ経済がここまで存続している中で、人為的に経済の膨張に走るのは、自然に反した行為であると言わざるを得ない。そんなものが上手くいくはずがない。内容が良い悪いで賛成・反対ということではなく、そもそも無理なことだと言わざるを得ない。
(2) まとめ
- IR誘致は外部環境的に厳しい状況にある
- ギャンブルやリゾートといったバブル(インフレ)経済の象徴となっているような産業はこれから淘汰されていく