- 1.今日のポイント
- 2. マーケット指標
- 3. ニュース(1):【米国】QAnonとは何か
- 4. ニュース(2):【イスラエル】イエメンにUAEと共同で諜報センターを設置か
- 5. ニュース(3):【台湾】F16戦闘機修理センターを開設
- 6. ニュース(4):【日本】総裁選の軸は岸田、石破両氏の争いか
1.今日のポイント
(1)【米国】QAnonとは何か
(3)【台湾】F16戦闘機修理センターを開設
(4)【日本】総裁選の軸は岸田、石破両氏の争いか
2. マーケット指標
指数 | 前日終値 | 増減値 | 増減率 | 日付 |
---|---|---|---|---|
日本 | ||||
日経平均 | 22,882.65 |
▲326.21 |
▲1.42% |
28日終値 |
TOPIX | 1,604.87 |
▲11.02 |
▲0.684% |
28日終値 |
JASDAQ | 163.41 |
▲3.32 |
▲2.01% |
28日終値 |
東証マザーズ | 1,081.57 |
▲52.85 |
▲4.77% |
28日終値 |
日本国債10年物 | 0.054 |
▲0.002 |
▲3.57% |
28日終値 |
米国 | ||||
ダウ平均 | 28,653.87 |
161.6 |
0.566% |
28日終値 |
S&P500 | 3,508.01 |
23.46 |
0.671% |
28日終値 |
NASDAQ | 11,695.63 |
70.30 |
0.60% |
28日終値 |
SOX指数 | 2,264.14 |
43.99 |
1.96% |
28日終値 |
米国債10年物 | 0.724 |
▲0.005 |
▲0.63% |
28日終値 |
欧州・アジア | ||||
英FTSE100 | 5,963.57 |
▲36.43 |
▲0.609% |
28日終値 |
独DAX | 13,033.2 |
▲63.16 |
▲0.483% |
28日終値 |
上海総合指数 | 3,403.81 |
53.7 |
1.59% |
28日終値 |
印SENSEX30 | 39,467.31 |
353.84 |
0.901% |
28日終値 |
外国為替 | ||||
USDJPY | 105.36 |
0.32 |
0.301% |
28日終値 |
EURJPY | 125.43 |
▲0.53 |
▲0.42% |
28日終値 |
EURUSD | 1.1901 |
0.0080 |
0.68% |
28日終値 |
コモディティ・その他 | ||||
原油先物(WTI) | 42.96 |
▲0.08 |
▲0.19% |
28日終値 |
原油先物(Brent) | 45.87 |
0.27 |
0.59% |
28日終値 |
金先物(COMEX) | 1,973.00 |
40.40 |
2.09% |
28日終値 |
銅先物(COMEX) | 3.0082 |
0.0407 |
1.37% |
28日終値 |
BTCJPY(bitFlyer) | 1,212,893 |
▲3,957 |
▲0.33% |
29日 11:54:33 |
3. ニュース(1):【米国】QAnonとは何か
(1) 知っておきたいこと
元来、他国に比べてキリスト教がより先鋭化(過激化)している米国においては、QAnonのような勢力が生まれること自体は不思議ではない。
QAnonの誕生は米国の対立は終わらないということを意味する。1960年代から1970年代は黒人人権運動で米国が揺れに揺れてきたが、今回はその比ではないのかもしれない。それはかつてほど、中産階級が裨益することが無いためである。所得を上げようのない層が怨嗟の声を挙げながらこうした運動を起こしている以上、永遠に消え難いのである。すなわち、バイデン政権が誕生したとて米国が国内紛争を抱え続けるという訳である。
そして米軍による海外展開部隊の撤収は、一つの帰結(原因ではない!)として国内での戦争リスクを上昇させていることは否定できない。米国の紛争は避けられない。
(2) まとめ
- QAnonの誕生は米国における対立を固定化したことに意味がある
- 長期的に米国で南北戦争が再来されるとしても不思議ではない
4. ニュース(2):【イスラエル】イエメンにUAEと共同で諜報センターを設置か
(1) 知っておきたいこと
ソコトラ島は紅海の入り口に位置し、その北部にはシナイ半島があり、チラン海峡を通じてアカバ湾とつながっている。また、北西部にはスエズ湾があり、スエズ湾はスエズ運河を経て地中海とつながっているほか、南部はバブ・エル・マンデブ海峡を経てアデン湾とつながっているため、地政学的にはジブラルタルのように重要な地点である。
イエメン自体はUAEおよびイスラエルの国交正常化には否定的だった。それにもかかわらず両国がこうしたセンターを設置することを許容するあたりが中東の複雑なところである。イエメン自体はイランとサウジアラビアが代理戦争を演出してきたところであり、こうしたイスラエルらの動きが誰の支援(支持)を受けての行動なのかが気になる所だ。
気になるのはイランに支援を受ける勢力がソコトラ島の主導権を握りつつあるという点である*1。すなわち、今回のイスラエルらによる措置は、第一義的にイランに対する措置であるという側面があるというのが私見である。無論それだけではないと思うが、イスラエルの今後の動きに注目したい。
5. ニュース(3):【台湾】F16戦闘機修理センターを開設
- 台湾の航空機メーカーが米国の戦闘機F16のの修理センターを開設した
- 台湾軍はF16戦闘機を約140機運用しているが、去年、アメリカから新たに新型の66機を購入することを決定したばかりである
(1) 知っておきたいこと
台湾の今次行動は直接的に防衛力を高めるだけでなく、米国が台湾を見捨てないようにすべく米国にとって重要なものを自らの領土に持つという戦術も見え隠れする。とはいえ、台湾と中国が直接戦火を交える事態となれば、そこまで上手く機能するだろうかという疑問はある。そこで言えば、朝鮮戦争において最も裨益したのがわが国であったことを忘れてはならない。同時に米軍の主要な極東基地が日本にあることを忘れてはならない。すなわち、いざ台湾と中国が戦闘することとなれば、我が国がその後方支援基地として働くことになり得るということだ(道義的な賛否はさておき)。
この意味では、中台の戦争はわが国を救うことになるのかもしれない。だからこそ、次の総裁選で誰になるのか、更には中国共産党を支持することになるのか、は大きな意味を持ち得る。
(2) まとめ
- 中台の戦争は日本に特需をもたらし得る
- だからこそ、政治的にどちらにどのような所作を取るかが日本の行く末を決める