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一流の大人(ビジネスマン、政治家、リーダー…)として知っておきたい、教養・社会動向を意外なところから取り上げ学ぶことで“気付く力”を伸ばすブログです。

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今日のニュース(2020年8月05日)

1.今日のポイント

(1)【米国】位置データは諜報されている

(2)【レバノン大爆発の意図は?

(3)【中国】蝗害は深刻化している

(4)【日本】象徴天皇制と上奏

2. マーケット指標

指数 前日終値 増減値 増減率 日付
日本
日経平均
22,573.66
378.28
1.69%
04日終値
TOPIX
1,555.26
33.01
2.15%
04日終値
JASDAQ
162.96
1.31
0.807%
04日終値
東証マザーズ
1,008.53
13.55
1.35%
04日終値
日本国債10年物
0.512
▲0.051
▲9.09%
04日終値
米国
ダウ平均
26,828.47
164.07
0.613%
04日終値
S&P500
3,306.51
11.9
0.361%
04日終値
NASDAQ
10,941.17
38.37
0.35%
04日終値
SOX指数
2,209.81
32.54
1.48%
04日終値
米国債10年物
0.56
0.01
1.8%
03日終値
欧州・アジア
英FTSE100
6,036
3.1
0.0514%
04日終値
DAX
12,600.87
▲46.11
▲0.365%
04日終値
上海総合指数
3,371.69
3.72
0.11%
04日終値
印SENSEX30
37,687.91
748.31
2.01%
04日終値
外国為替
USDJPY
105.71
0.01
0.00%
05日 06:46:10
EURJPY
124.70
▲0.04
▲0.03%
05日 06:47:11
EURUSD
1.1797
▲0.0003
▲0.03%
05日 06:48:41
コモディティ・その他
原油先物(WTI)
41.53
0.52
1.27%
04日終値
原油先物(Brent)
44.34
0.00
0.00%
04日終値
金先物(COMEX)
2,024.70
0.00
0.00%
04日終値
先物(COMEX)
2.9017
▲0.0005
▲0.02%
04日終値
BTCJPY(bitFlyer)
1,190,482
673
0.06%
05日 06:54:27

3. ニュース(1):【米国】位置データは諜報されている

thehill.com

  • 国家安全保障局NSA)が位置データの利用を警告するガイダンスを公表した
  • 同ガイダンスは国防総省やその他の連邦政府の重要なデータを取り扱う職員向けのものだがそれ以外にも広く適用し得るとしている

(1) 知っておきたいこと

 GPSのように測位する衛星には、GPS(米国)自身に加え、GLONASS(ロシア)にBeiDou(中国)、ガリレオ(欧州)、さらにはみちびき(日本)、そしてNAVIC(インド)がある。このように様々に存在するものの、我が国はGPSデータをベースにみちびきで修正するという利用の仕方をしている。
 これだけ別に分けている理由は簡単で、安全保障である。要人の移動経路など、知られては困るデータはいくらでもあるという訳だ。その意味ではわが国の位置データ利用体制は脆弱と言わざるを得ない。
 他方で、今回の措置について考えなければならないのが、誰を仮想敵としているか、だ。普通に考えればロシアおよび中国だろう。そう考えたときに筆者の脳裏をよぎるのは、戦前の米国における日系移民の一斉収容である。これは様々な議論がなされているが、最も示唆的なのは、日本人の諜報網を一網打尽にすることが理由であるというものだ*1。情報を制限する行動を取るのは、戦争を意識した行為の一つである。だから戦争が起こるなどと考えるのは短絡的ではあるが、注視しておきたい。

(2) まとめ

  • 位置データ利用は安全保障上の重要論点である
  • 情報流出を制限する行為は戦争に向けた前準備の一つである

4. ニュース(2):【レバノン】大爆発の意図は?

www.debka.com

(1) 知っておきたいこと

 今回の爆発は、港にあった爆発物から始まったようだ。今回の爆発事故はさながら「核爆発のようだ」などという証言があるという*2。それだけ大規模な爆発だったのだろう(本当に核爆発だとは言い難い)。他方で興味深いのが、「イスラエル政府が直ちに人道的援助を行う」ことを表明している点だ*3
 レバノンは昨年から経済が崩壊し今年になってからは本格的にデフォルトへと陥った。そうした混乱が生じれば、怪しい人物や物が流通してもおかしくはない。レバノンイスラエルにとって隣国であるから、その動揺がイスラエルにとって安全保障上の危機を到来し得るのは言うまでもない。
 となると、端的に考えれば2つの可能性がある:

  1. イスラエルモサド)犯人説:混乱に至ったレバノンに援助目的でイスラエル政府関係者を内部に簡単に入れることができる
  2. イラン犯人説:イスラエルやその周辺国に更なる混乱をもたらすことができる。ただし、それが発覚すれば各国がイランを敵視することになるため、メリットは少ない

こうした非常に簡単かつ粗雑な考察からすれば、自然発生的(偶発的)なものでなれば、イスラエルによるものと考えるのが現時点では妥当だろう。

(2) まとめ

  • レバノンの爆発は大変な規模である
  • 誰かによるものである可能性があり、それはイスラエルによるものかもしれない

5. ニュース(3):【中国】蝗害は深刻化している

www.shine.cn

  • 2日(日)の段階で雲南省の10,389ヘクタール規模にまで蝗害が深刻化している
  • これで総計9省にまで被害が拡大している

(1) 知っておきたいこと

 過去に触れたように、北アフリカから中東、インドまでサバクトビバッタ被害が急拡大している中で、中国でも蝗害が深刻化してきた。FAOは中国をフォローしていないので、詳細がどうなっているのかは不明である。今回の被害地である雲南省は、中国でも有数の玉ねぎの生産地であり、稲作も有名である。
 中国が工業化、先進国化しているとはいえ、主要な先進国に比べれば農林水産業への依存度は高いし、何より農業従事者の比率が大きいため、この問題に深刻に対応しない限り、中国が更なる混乱に至るのは必至である。

(2) まとめ

  • 雲南省は中国内でも一部農作物の有力な生産地である
  • 農業従事者が多い中国で蝗害を避けられなければ更なる混乱は必至である

6. ニュース(4):【日本】象徴天皇制と上奏

www.asahi.com

  • 核不拡散条約(NPT、核防条約)の国会承認について昭和天皇の発言が衆議院議長を発奮させていたことが判明した
  • 岩野美代治・三木武夫首相秘書官の日記に同首相によるその趣旨の発言があることが判明した

(1) 知っておきたいこと

 戦後、象徴天皇制が敷かれ、天皇は政治に関与しないこととなっている。しかし、実態はそうではなかった可能性がある。有名なのが、マッカーサーとの会談である*4。ここで、マッカーサーによる日本のスイス化から現在の日米安保のスキームへと移行する筋道が立てられることとなるのだった。
 他方で、佐藤栄作首相は頻繁に上奏を行なっていたことが知られている。同首相は日米安保の自動延長などこうした昭和天皇のラインに近いことに携わってきたのであった。天皇の意思ということも実際には戦後日本政治を語るのには考慮すべきものであるかもしれない。

(2) まとめ

  • 象徴天皇制の下で、実際には天皇の意思が政治にフィードバックされていた可能性がある
  • 今回もその一例であり、であれば核兵器に対して天皇の何らかの意思があると考えるのが妥当だ

*1:詳細は堀栄三「情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記 」(文春文庫)を参照されたい。

*2:Explosionen in Beirut: „Es war wie eine Atombombe“ | DiePresse.com

*3:Massive explosions in Beirut port kill dozens, wound thousands - DEBKAfile参照。

*4:詳細は豊下楢彦昭和天皇マッカーサー会見」(岩波現代文庫)参照。

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