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【時事】小池百合子バッシングとオリンピック中止

 また「文春砲」が打たれた。去る28日、Tweetされるや否や大きな反響を呼んだのが、「小池百合子 カイロ大主席卒業の嘘と舛添要一との熱愛」と銘打った週刊文春の記事であった。



 この記事でも言及されているとおり、小池都知事学歴詐称疑惑は過去より長年取り沙汰されてきたものである*1

彼女(引用者註:小池百合子)には選挙のたびに繰り返し疑惑の目を向けられ、決して解決しない問題がある。学歴詐称だ。

何度も取り沙汰されてきたものならば、なぜ今取り上げられているのかを考えるべきであろう。

 他方で小池都知事について議論するに当たって、コロナ禍の最中である今年(2020年)3月に発売され、私がこのブログを書くにあたり参照している執筆時点(5月31日午前)には定価の5倍以上の値段がAmazonで付いている、注目すべき本がある。


築地と豊洲

築地と豊洲

  • 作者:澤 章
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: 単行本

都知事がやったこととは何だったのか。その最前線にいた著者はこう推理する*2

知事が目指しているのは、築地市場豊洲への円滑な移転という純行政的な課題解決ではなく、七月に迫った東京都議会議員選挙で勝利すること、それも自民党を完膚なきまでに叩きのめして圧勝すること、ただそれだけだった。

知事は、「強制代執行はやりたくない」と漏らしたという。仲卸業者の一部が移転に反対して築地に居座ることを恐れているらしい。居座られて環状第二号線建設やオリンピックの輸送拠点整備に支障が出て自らが批判を浴びたり、居座り業者から逆に訴えられたりすることを危惧しているのだ。(※太字・下線は引用者による)

ある週刊誌にこのような記載があった*3

米政府との繋がりをバックに世界展開している大手旅行会社の㊙レポートを入手。そこには、こんな一文があった。
 「東京五輪は中止が決定している」
 その根拠は以下の通りだ。
●多くの国が代表選手の再選考のための大会を開催する余裕も時間もない
●'21年は各国、財政の建て直しが最優先
●ワクチンができたとしても、世界中に行き渡るだけの量を確保することは困難。注射器や瓶の確保も間に合わない
●アフリカや中南米などの医療後進国はまだ第1波の真っ只中で収束が見えない
 こうした事情を勘案し、件の企業は「東京五輪関連の予約をすべてキャンセルした」とレポートを結んでいた。

学歴詐称は「公職選挙法の虚偽事項公表財にあたる」*4という。小池下ろし、その先にはオリンピック中止があると考えた方がよさそうだ。

*1:週刊文春2020年6月4日号 P128

*2:澤章(2020)「築地と豊洲 「市場移転問題」という名のブラックボックス開封する」(都政新報社) P125およびP193

*3:「FRIDAY 2020年6月12号」 PP30-31

*4:週刊文春2020年6月4日号 P131

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