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一流の大人(ビジネスマン、政治家、リーダー…)として知っておきたい、教養・社会動向を意外なところから取り上げ学ぶことで“気付く力”を伸ばすブログです。

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今日のニュース(2020年7月19日)

1.今日のポイント

●【スペイン】フアン・カルロス1世と王政
●【エジプト】ナイル川のダム問題
●【ロシア】ロマノフ王家の復権はあり得るのか?
●【日本】経産省解体論」はあり得る

2. マーケット指標

指数 前日終値 増減値 増減率 日付
日本
日経平均
22,696.42
▲73.94
▲0.325%
17日終値
TOPIX
1,573.85
▲5.21
▲0.33%
17日終値
JASDAQ
162.58
0.09
0.06%
17日終値
東証マザーズ
985.06
▲15.88
▲1.59%
17日終値
日本国債10年物
0.019
0.005
35.71%
17日終値
米国
ダウ平均
26,671.95
▲62.76
▲0.235%
17日終値
S&P500
3,224.73
9.16
0.284%
17日終値
NASDAQ
10,503.19
29.36
0.28%
17日終値
SOX指数
2,068.99
13.07
0.634%
17日終値
米国債10年物
0.623
0.005
0.75%
17日終値
欧州・アジア
英FTSE100
6,290.3
39.6
0.632%
17日終値
DAX
12,919.61
44.64
0.346%
17日終値
上海総合指数
3,214.13
4.03
0.125%
17日終値
印SENSEX30
37,020.14
548.46
1.49%
17日終値
外国為替
USDJPY
107.00
▲0.27
▲0.25%
17日終値
EURJPY
122.28
0.18
0.15%
17日終値
EURUSD
1.1431
0.0048
0.42%
17日終値
コモディティ・その他
原油先物(WTI)
40.59
▲0.16
▲0.39%
17日終値
原油先物(Brent)
43.12
▲0.25
▲0.58%
17日終値
金先物(COMEX)
1,812.10
11.80
0.66%
17日終値
先物(COMEX)
2.9025
0.0010
0.03%
17日終値
BTCJPY(bitFlyer)
982,410
910
0.09%
18日 08:13:12

3. ニュース(1):スペイン王室は消滅するのか

www.elmundo.es

(1) 知っておきたいこと

 スペインという国も不思議な国である。かつては米大陸やフィリピンを手中に収めてきており、太陽王国の名を欲しいままにした。今ではあまり目立たないように見えるものの、旧植民地との関係が未だに深かったり、また北朝鮮と親密な関係を築いていたりする。
 他方でこの国はあくまでも連合王国とでも呼ぶべき歴史的背景をもって成立した国である。近年独立問題にゆれるカタルーニャをはじめとして様々な国が征服されて成立した国であるため、英国の中でのイングランドスコットランドウェールズのように、国家としてのつながりは意外に薄いようだ。
 さて、そのスペインの王家は国民にあまり信用されていない。特に今回注目されているフアン・カルロス1世は2013年に行われた世論調査では過半数が「支持しない」と回答するほどなのである*1。またスペイン王家はフランコ政権下において王政が廃止されその一家は亡命生活を余儀なくされていたこともあり、体制の意味では連続性を持っていない。
 1981年にスペインでは「23-F」と呼ばれるクーデターが生じている。このクーデターでは陸軍の一部が議会を占拠し王政復古を要求したものの、国王(フアン・カルロス1世)自身はこれを拒否し民主制維持を宣言した。クーデター一派が投降したこともあり王政への支持率は絶大のものとなった。しかしこのクーデター自体が国王への支持率を上げるための施策であったという指摘すら存在するのである。それほどまでにスペイン王室というのは一般にとって微妙な象徴なのである。
 現在、カタルーニャ州の議員がスパイウェアで携帯電話をハッキングされていたと主張しており、スペインは荒れている*2。こうした中でスペイン王家が荒れれば、更にスペインは崩壊していく。スペインからの、もそうだが、スペインからの資金流も少なくはない。更に金融マーケット、国際政治が荒れていくのは必至である。

(2) まとめ

  • スペイン王家は、特に特定の地域で、国民から支持を受けているとは言い難い
  • スペインの動揺は中南米南欧への不安を煽ることとなる

4. ニュース(2):ナイル川

https://www.nzz.ch/international/der-groesste-staudamm-afrikas-soll-aethiopien-den-wohlstand-bringen-zuerst-nimmt-er-aber-den-aegyptern-das-wasser-im-nil-ld.1565590www.nzz.ch

(1) 知っておきたいこと

  • エチオピアナイル川にダムを新造した
  • その結果、エジプトを流れる部分が枯渇する可能性があり、エジプトは戦争の可能性を示唆している

 過去に取り上げたとおり、ナイル川国際河川であるために、その治水問題は地域紛争をもたらしている。それが現実化しつつあることは注目に値する。


(図表1 ナイル川とその周辺国家)
f:id:suguru_125:20200719172457g:plain
(出典:Reizen langs Rivieren Travelling along Rivers*3

 エジプトは中東随一の軍事国家であり、その不安定化は必然的に中東(北アフリカ)の動揺をもたらす。あまり知られていないが、かつての第三次中東戦争もまた、ヨルダン川の水問題を巡ってシリアとイスラエルが対立したことがその引き金となっている*4。中東の更なる不安定化が近づいていることに注意すべきである。

(2) まとめ

  • ナイル川の治水は地域の不安定要因である
  • それは必然的に中東の不安定化をもたらす

5. ニュース(3):ロマノフ王家の復権

www.dw.com

(1) 知っておきたいこと

  • ロシアのエカテリンブルグ近郊の森林で発見された人骨がロマノフ王家のものであるとロシア当局が結論付けた
  • この人骨はロマノフ2世の血縁者のものであるという

 ロシア革命の結果、ロマノフ王家は消滅しソ連が成立する訳だが、ロマノフ王家が断絶したわけではない。
 まず英国のエリザベス女王の夫であるフィリップ殿下は皇帝ニコライ一世の玄孫である。ギリシャ国王コンスタンティノス二世もその血統を有する。それ以外にも、ニコライ二世の最年長の甥アンドレイ・アレクサンドロヴィッチ公を父親に持つオリガ・アンドレーヴナ・ロマノフといった親族が英国をはじめとした欧州に存在する。そのオリガはロマノフ王家に関する暴露本を出版しており、日本語訳も出版されている:

www.amazon.co.jp

ロシア国内にもロスチフラス・ロマノフというアレクサンドル三世の娘クセニア・アレクサンドロヴナ大公女のひ孫に当たる王子が存在する。このようにロマノフ王家一族は未だに存在するのである。とはいえこうした一族がロシア王家に復権するなどということは難しい。とはいえ現在のロシアがロマノフ王家に対して何らかの反応を見せ始めたのであれば、その可能性を本格的に検討しなければならない。しかしセレブリティとして国際社会に彼らがいることは留意してもよいだろう。

(2) まとめ

  • ロマノフ王家につらなる一族は欧州を中心に世界中に存在する
  • その復権は考えづらい

6. ニュース(4):経産省解体論

www.sankei.com

(1) 知っておきたいこと

  • 全国知事会は今日、「Go To トラベル」を巡る議論を行う
  • 知事の休業要請に従わない事業者に対する罰則規定や水際対策の徹底を政府に求めることも議論するという

 「Go To キャンペーン」を巡っては安倍政権、更にこれを主導する経産省に対する風当たりを更に強くしている:

mainichi.jp

電通がこれをもって批判されたりと、安倍政権に近い勢力がますます批判されている。
 こうした中で、(もはや1か月近く前だが)週刊プレイボーイが面白い記事を掲載した。それは「経産省解体論」である*5。筆者も積読にしていてしっかりとは読んでいないものの、ごく一部の機能を残し、そのほとんどを外務省などその他の省庁へと吸収合併させていくことを提案している。経産省解体論は今にはじまった議論ではないものの、コンビニでも手に入れられる一般向けの週刊誌に掲載されたという事実は注目に値するのではないか。

(2) まとめ

  • 安倍政権への風当たりはより強まっている
  • 経産省解体論はあり得る可能性として注目した方がよい
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